2024年度JBPOT合格体験記3

この度、2024年度JBPOTに合格することができましたので僭越ながら体験記を記させていただきます。

私は、7月ごろから試験に向けて勉強を開始しましたが、最初に学ぶべきとされ、かつ試験での点数配分も高いとされる超音波の原理は私にとって大きな難関で勉強時間を要しました。TEE試験対策ガイド(こちらは試験の終わった今でも日々の臨床場面で必携しています。)やweb講座の「Dr .sonoの公開講座」で知識を得て、『周術期経食道心エコー図 効率的に学ぶために』(通称赤本)を解き進めました。
動画問題に関しては、jbpot講習会の動画をメインとしてweb講座の「Echo Round」も参考しました。曖昧な部分やわかりにくい箇所に関しては「弁膜症治療のガイドライン」や「ASE /EACVI ガイドラインおよび基準値」も参照し知識の補填を行いました。
また、直前講座に関しては3周を目標に繰り返し視聴し知識の確認を行いました。
実際の試験に関しては、特に動画問題パートは時間が足りず、途中で時間配分を行いながらなんとか最終問題まで辿り着くことができたように記憶しています。また問題は先天性心疾患からカテーテルインターベンション、右心評価まで幅広く出題されており、なかなか思った通りの出来栄えではなかったことに落ち込みながら帰路についたことを覚えています。
今後も、心臓麻酔を中心とした経食道心エコーに興味を持ち臨床の場面でさらに活用できたら良いなと思っています。

最後に、当院麻酔科部長 植田健一先生をはじめとして日々の麻酔の中で知識やエコーの使い方だけでなく試験勉強に関してのアドバイスを与えてくださった先輩方がいなければ私は合格することはできなかったと感じています。この場をお借りして、感謝申し上げます。

亀田総合病院 麻酔科 後期研修医2年目 坂手彩子

このサイトの監修者

亀田総合病院 副院長 / 麻酔科 主任部長/亀田総合研究所長/臨床研究推進室長/周術期管理センター長 植田 健一
【専門分野】小児・成人心臓麻酔