ティンパノメトリーとは

耳の中の鼓膜や中耳に何か疾患が疑われるときに行われ、鼓膜に陽圧を加えたり陰圧を加えたりしながら、鼓膜の動きやすさを測定する検査です。
次のような患者さまに有用な検査です
耳閉感や自分の声・音が響くなどの症状がある方に検査を行います。中耳の中に滲出液がたまっている場合、正常とは異なった波形が表示されるため、滲出性中耳炎などの指標とされる検査です。鼓膜の萎縮、中耳内に腫瘍などがある方にも有用です。
検査方法
耳につけた検査用のプローブ(耳栓)から鼓膜に向けて空気圧を発すると、それが鼓膜にあたって戻ってきます。その戻ってきた空気圧を測定し、ティンパノグラムというグラフにして分析を行います。