インフルエンザの治癒証明は必要か?

当科部長の細川先生が先日TBSの取材を受けてました。Yahoo Newsでも取り上げられています。

テーマは、インフルエンザの治癒証明は必要か?というものです。
当院のスタンスとしては、不要と考えています。きちんと解熱後48時間(現在では、かつ、発症から5日間は出校停止)は出勤・出校しないように理由とともに説明しています。
せっかく治っているのに、治癒証明のために来院すると、病院で別の感染症(別のタイプのインフルエンザなど)をもらう危険性がありますし、患者負担のコストも増大、保険料も増大、医師の時間もとられる(病院は儲かるかもしれませんが...)ので、誰にとってもよいことがありません。学校や職場で、他人に移してしまうリスクを説明した場合、そうですよね、と納得される方がほとんどだと思います。

本当に必要か?インフルエンザの"治癒証明書"
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180214-00000003-jnn-soci

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育