日本区域麻酔学会の体験談

初期研修で麻酔科をローテートしていた柳本達摩セルジュ先生が区域麻酔学会での発表を終えられました。
学会の参加が初めてだったとのことでしたが、しっかりと質疑応答にも答えて素晴らしい発表でした。
体験記をいただきましたので、以下に掲載させていただきます。

この度、亀田総合病院初期研修医として日本区域麻酔学会第9回学術集会においてポスター発表の機会をいただきました。
演題は「高度大動脈弁狭窄症を合併した慢性骨髄炎に対して肩甲骨腐骨摘出術を区域麻酔併用の全身麻酔で管理した一例」で、亀田総合病院麻酔科ローテション中に経験させていただいた症例でした。
医師として初めての学会発表であったこともあり、ポスター発表に至るまでの準備(抄録の書き方、ポスターの作成方法等)をどのように行ったらいいのかがわからず、非常に困惑しておりましたが、植田先生をはじめ亀田麻酔科スタッフの方々に手取り足取り指導していただけたことにより何とかポスターの作成を仕上げることができました。
その後も発表に関しても数えきれないアドバイスをいただき、無事に学会でポスター発表を終えることができました。
発表中はこれまでにないほど緊張いたしましたが、学会発表の際には麻酔科スタッフが数多く足を運んでくださり、私の拙い発表を聞いてくださったのでとても心強く感じました。
大学在学時および初期研修中には研究発表や学会発表などといった学術的分野にかかわることはありませんでしたが、今回の発表を契機に、実地臨床行為のみならず背景に存在する基礎医学を含む学術的分野において大きな一歩を踏み出せたと感じております。
現在私は、初期研修を終えて沖縄米海軍病院に勤務しておりますが、亀田初期研修の有難味を早々に感じています。
植田先生、杉山先生、荻野先生、金先生、栁先生をはじめ初期研修でお世話になりました諸先生方、コメディカルスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

柳本達摩セルジュ

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PS. 麻酔科後期研修医の荻野もその傍らで発表させていただきました。

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亀田総合病院 麻酔科 後期研修医 荻野仁史

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療