輸血の基本

今日は輸血レクチャーです。

ひとことポイントは下記です。

1)献血1単位は200mlなので人の血液の20-25分の1です。RBCとFFP1単位でどれだけ赤血球や凝固因子が上昇するかわかりますよね。約5%位上昇します(Hbは0.6〜0.8、凝固因子も5%位)
2)赤血球輸血は1単位30分〜1時間で輸注する。血小板10単位は約1時間で輸注。FFPは1単位30分で輸注。臨床状況でもっと早めたり、遅めたりすることも可能だが、1単位何時間もかけると細菌増殖のリスクあり。
3)それぞれの製剤やその他の情報など日赤の下記サイトで詳しく勉強してください。
http://www.jrc.or.jp/mr/

このサイトの監修者

亀田総合病院
腫瘍内科部長 大山 優

【専門分野】
がんの包括的医療、病状に応じた最善の治療の選択と実践