濃溝の滝

今日は月曜日。珍しく、休日ではない日に記事を書いています。あぁ、また1週間がはじまちゃった、とちょっと憂鬱な古澤です。暑いです。予報通り、本当に猛暑日になってしまいました。
愛車の車検が終ったので、今日は仕事を早く終わらせて、君津のディーラーまで車を取りに行ってきました。鴨川にはトヨタ、日産、ホンダ、マツダはディーラーがあるのですが、私はスバリストなので君津まで行かねばなりません。幸い、17時に病院を出られたので車屋の営業時間に間に合います。
車を受け取って、ふと、そうだ、「濃溝の滝に行ってみよう!」と発作的に思いついてしまいました。濃溝の滝は最近話題の観光スポットです。以前からそういう場所があるのは知っていて、そのうち行ってみようかな、と思っていたら、テレビで紹介され2年位前からすっかり有名になって、休日は車を止めるのも大変になってしまいました。亀田病院から鴨川有料道路を使って20分くらいでしょうか。君津からの帰り道、18時半頃、まだ明るいうちに到着できました。日が長くなったね。

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タイミングが良いとこのようなハート型に見えるようですが、実際にはこのアングルでの写真撮影は今はできないようです(この角度は立ち入り禁止エリアからでないと撮影できないと思います)。この洞穴が「亀岩の洞窟」です。

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いまは、周囲の木々が茂ってしまい、洞窟の上半分の輪郭が見えません。ハート形は春が良さそうです。秋の紅葉もよさそうですね。家に帰ってテレビを見ていたらソ〇ーの4Kテレビのコマーシャルで、まさにさっき見た景色が出てきて、ちょっと興奮してしましました。北川景子さんの出てくるCMです。

亀岩の洞窟も勿論良いのですが、今日、平日にあえて記事を書いたのには理由があります。実はここには今しか見られない絶景があるからです。ここはホタルの絶好の観察スポットなのです。

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こんな木道が整備されていて左右に小川と湿地が広がっています。「フィフィフィフィフィ・・・」とカジカガエルの鳴き声も聞こえてきます。しばらくブラブラと、暗くなるまで時間をつぶしていると・・・

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19時40分ごろからホタルが光り始めました。暗くなるにつれて数を増し、気づけば「火垂るの墓」の1シーンのような光景が広がりました。まさに、乱舞、淡い黄緑色の点滅がこの短い季節の移ろいを惜しむかのように視野一面で繰り広げられました。どの光とどの光が会話をしているのか私にはわかりませんが、明滅は次世代に命をつなぐための小さな生き物の呼応なのです。
手持ちのデジカメで15秒の開放シャッターで撮影してみましたが、なかなかうまく写りません。

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イメージ的にはこんな感じでした。(お分かりとは思いますが上の写真を加工しました)私はプロのカメラマンではないので写真では伝わらないね。是非、ご自分の目で見てほしい。
今日のように暑い日、ムシムシして風があまりない日がいいです。7月10日くらいまでは見られるかな?時間があったら是非、足を運んでみてください。全国の初期、後期研修医の先生たちも、来年から鴨川に来て、仕事終わりにこの光景を見てみたいと思わない?心が洗われると思いますよ。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍