無痛分娩

初めまして、産婦人科の三谷と申します。
私がこのようにブログを書くのは初めてですが、当院のブログにたまに出ておりました「魚人」三谷です。
「魚人」の由来は不明ですが、おそらく魚のように海で過ごし、陸に上がって乾燥して干物みたいになる、ことから来ているのかもしれません。

そんな私ですが、この度周産期センターの無痛分娩新体制に携わりましたので紹介させて頂きます。

当院では現在、「24時間体制」で「麻酔科」による「硬膜外麻酔での無痛分娩」を行っております。

現在日本では安全な無痛分娩の体制を整えるべく2018年7月にJALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)と言う組織が発足しました。
活動目的は皆様に無痛分娩の知識、無痛分娩提供施設、安全性向上のための取り組み等を提供することです。
亀田総合病院周産期センターは無痛分娩を取り扱う施設としてJALAに掲載されており、その中で私達は日々無痛分娩でのお産を行っております。
2022年は当院では全分娩件数の約25%で無痛分娩を取り扱っており、JALA掲載の全国割合の8-9%よりも高い割合となっております。

無痛分娩で一番大切なものは何かと聞かれますと、私は「安全」が一番大切だと思います。
当院での安全の取り組みについては、手技に精通した麻酔科が安全に硬膜外麻酔を導入する、プロトコルにしたがって薬剤投与を行う、複数名で分娩対応を行う、トラブルシューティングなどのマニュアルを充実させた、ことなどが挙げられるかと思います。麻酔科の協力はもちろんのことですが、新生児科や助産師、薬剤師等周囲の協力が無くては成り立ちません。まさに総合病院で周産期センターならではの体制だと思いますし、また市中病院ならではの関係者のフットワークの軽さがあってこそです。
そんな頼もしい周囲に支えられて、私達産科は安心して無痛分娩を行っているわけですが、皆様も私達と一緒に無痛分娩によるお産をしませんか?

無痛分娩に興味のある方、ぜひ亀田総合病院にお越し下さい!
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私の妻も無痛分娩でした。出産直後でもこの笑顔です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍