でいごが咲き乱れ

台風が接近中だそうです。嵐の前にひと仕事終えて、とりあえず一息ついている古澤です。
時折、バラバラと雨脚が強くなるのですが、嵐の前に済ませなければならない仕事があるので午前中はずぶ濡れで作業しておりました。嵐の前に支柱立てや防風ネット張りなど対策をしっかりしていないとせっかく育ってきた作物が台無しになります。

房総地区で今の時期、オレンジがかった鮮やか赤い花をたくさんつけた花木をよく目にします。この辺りでは「海紅豆(かいこうず)」と呼ばれるアメリカデイゴの木です。


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沖縄のデイゴとは少し種類が違うので、樹形や花の形や付き方が若干違うのですが、鮮やかな夏らしい色の南国っぽい花が気分を明るくしてくれます。この時期から夏の間に何回か花をつけます。マメ科の植物で花の形が如何にもマメの花って感じです。ネットで調べてみたらこの木は童話「ジャックと豆の木」のモデルになった木だとか。はっきり言ってイメージが全く違うんですけど・・・。結構大きくなる木ではありますが、天まで伸びるほどではないし、とげのある木だから登るのは痛そうだし・・・。どうも、どのサイトも同じ出典からの情報で書かれているようであやしいな。ネットの情報を鵜呑みにしてはいけない・・・。


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台風対策の後は・・・また草刈。家の上り口の土手で「ケイスケ」を振り回します。濡れて滑る場所によっては45°位の斜面にへばりついての作業はかなりキツイです。私の真っ黒くごつい腕を見ると、皆さん「何かスポーツをしてるんですか?」とか「ゴルフですか?」とか聞いてくれるのですが、私が「いえいえ、草むしりです」と正直に答えても誰も信じてくれません。本当なのに・・・。この姿を見て、まさか私が「医者」だとは誰も思わないだろうな。


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自分はずぶ濡れになりながらジェイ子に傘をさしてあげるやさしいスケキヨ君。


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アジじゃないよ。ブリ・・・の子供、「ワカシ」。きみのお父さんかお母さんを連れてきてくれないかな?弱らないように手早く海に帰せば、5年後、あなたの食卓で照り焼きになってくれるかもしれません。ご存知かもしれませんが、ブリは出世魚、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名前が変わります。そういえば、我々の業界も、初期研修医→後期研修医(専攻医)→専門医→・・・と呼び名が変わりますね。
嵐の前で本命のスズキに会えるかと思ったんですが、期待外れのベタ凪で今日はこんなお子ちゃま達何匹かとヒラメだけでした。ヒラメは今の時期は産卵期だし旬ではないので海の神様にお返ししました。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍