立春

暦の上では春とは言いますが、まだまだ寒いです。今日は気持ちの良い青空が広がっていますが、昨日は南房総市で雪が降ったそうです。今日はうちの周りでは野焼きが行われていて冷たい西風に乗って煙の臭いが漂ってきます。あらかじめ公報で知らされていますが、外に洗濯物は干さない方がよさそうです。先週からリハに通っている古澤です。


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庭の紅梅が咲き始めました。
数週間前から右股関節が痛くて寝返りを打つのも困難になっていました。しばらく様子を見ても悪化するばかりなのでスポーツ医学科を受診した所、どうやら関節が炎症を起こしているようだとのこと。関節にステロイドの注射をしてもらったら劇的に効いて楽になりました。結局のところ、ずっと悩んできた腰痛と関連する症状のようで腰痛改善のためにリハに通うことにしました。畑仕事や海の仕事が本格化する前に良くなるとよいのですが。


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耕運機のトシノブは寒さが苦手。10℃以下では動けません。この週末は寒くなる予報だったので割と暖かかった先週にジャガイモの植え付けをしました。気温がギリギリ11℃、スターター3回でエンジン始動、数分の暖気運転後に機嫌よく耕してくれました。


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種イモ3kgを植え付けました。上手く育つと7倍くらいになります。収穫は6月ごろですが、ここ最近の猿の被害を考えると今年は早くから網で囲わないと。


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通常の植え方はこのように芽がある側を上にしますが・・・


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私は逆に芽のある側を下にします。こうすると発芽した芽は地上に出にくいのですが、その分、強い芽だけが地上に出てきます。強く育つためにはストレスも必要、ストレスを跳ねのけて育ってきたものだけが伸びていくってわけです。前にも同じこと書いた気がするな・・・。


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葉物を育てるのが下手くそな私ですが、その中でも一番苦手なホウレンソウが初めて上手く育ってきました。いつも、発芽がそろわず、さらに葉が育たないうちにとう立ちしてどうにもならなかったのですが、たまたま見たNHKの園芸の番組からの情報を参考に、しっかり保温をしたら発芽もそろってスクスクときれいにできてきました。ちょっと奮発して厚手のビニールで覆ったら今までの不作が信じられないくらいのきれいな緑。やっぱり、手間を惜しまず、そしてちょっとばかりの出費を惜しまずに育てればよく育つものなんだなぁ。でも甘やかしてばかりではありません。ここからは冷気にさらしていわゆる「寒じめ」をして甘いホウレンソウに仕上げます。今までヌクヌクからいきなり完全に寒さにさらすと弱ってしまうので、まずは半分めくって寒さにならします。この状態で数日したらビニールは完全に外します。


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寒じめを初めて3日目。今朝の寒さで霜にさらされていますがこうすると凍結を防ぐために細胞に糖を蓄えるんです。この状態で10日から2週間が食べごろだそう。楽しみだ。

甘やかすだけでもダメ、厳しくするだけでもだめ、適度なストレスは与えなければいけないけど、いきなりだと耐えられない・・・野菜の栽培も若手医師の教育も本当に難しいね。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍