津波注意報

今日はポカポカと穏やかな一日でした。風もあまりなく日向では上着を一枚脱ぎたくなるような陽気でしたが、来週には大寒を迎えまだまだこれから寒さも本番になるんでしょう。でも、春の訪れの早い鴨川ではもう春の気配がチラホラと見え始めています。散歩中に近所の河津桜の並木でいくつかの蕾がほころんでいるのを見つけて「もうそんな季節かぁ」と思ったらなんと気の早いことに既に花開いているのもありました。春が待ち遠しい古澤です。


post284_1.jpg

まだまだよく探さないと見つからないくらいですが30本くらいある並木で5つの花を見つけました。梅の蕾も膨らんできました。周りを見渡せば菜の花も満開です。


post284_2.jpg

毎年恒例の菜の花畑のイベント。たまたま横を通っただけですが、天気も良くて結構な賑わいでした。


post284_3.jpg

この季節旬を迎えるレンコンも鴨川名物です。病院の近くにも蓮田があってこの時期毎朝通勤時間頃に水の中に胸まで漬かって収穫作業をしているのを目にします。暖かい鴨川でも水たまりが凍るくらいの寒さですからきついんだろうなぁ・・・。道端の無人販売でも購入できます。私は300円のを一本買って帰りました。色がきれいで甘みもあるので酢漬けにしようと思います。


post284_4.jpg

最近、房総ではジビエが話題になっています。館山ではあの前澤さんからの寄付をつかってジビエの加工処理施設を年末にオープンしたそうです。農業が重要な産業となっているこの地区でイノシシやシカ、キョン、そして私の宿敵、サルなどによる獣害は非常に大きな問題になっています。これらの有害鳥獣の駆除も行われているのですが、人間から見ると「有害」でも動物たちは生きるために食べているだけなんだよね。従来、駆除した動物たちのほとんどは廃棄されていたのですが、せめていただいた命を無駄にしないようにとジビエとして利用しようという動きが活発になっています。
この近くでも房総スカイラインの道沿いにジビエのお店があるんです。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。因みに、私は味付きの猿肉を買ってみました。うちの畑でも駆除をしているので一度は食して供養すべきかな、と思って。どんな味がするんだろう。


post284_5.jpg

今日びっくりしたのはなんといっても「津波注意報」ですね。実は私、久しぶりに釣りに行こうと昨夜は9時ごろ寝てしまったのでそんなことが起きているとは露知らず、朝4時に起きて準備して車に乗ってつけたラジオで「千葉県沿岸に津波注意報・・・」と信じられないようなニュース。地震もなかったのに何で??と慌てて家に引き返してテレビを付ければ館山や勝浦で50cm〜1mの津波が来る可能性があるとか。これはあきらめた方が良いなと今年の初釣りは延期することにしました。鴨川では堤防より海側で避難指示がほぼ終日でていましたね。
昼間、病院の様子を見に行った際に目の前の海岸を眺めてみたらサーファーの姿は見えなかったものの、何人か釣りをしている人がいました。繰り返し流れている放送も耳にしているはずなのに、ちょっと残念な気分でしたね。一見、海は穏やかでしたが海の怖さを甘く見てはいけないんだけどね。シーワールドも避難指示が解除されるまで閉園していました。医療でもそうですが「結果的に無事だったらよし」ではなく、きちんとリスクを考えたうえで行動することが求められます。
(写真は当日のものではありません)

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍