鴨川ライフ

みなさん、こんにちは。鴨川で農業と漁業をしている古澤です。ときどき、産婦人科医もやります。
連休が明け、暑いんだか、寒いんだかよくわからない日が続いています。みなさん、体調管理は大丈夫ですか?
この週末は日産婦でしたが、今回、私は鴨川に留守番で畑仕事をしておりました。毎年5月上旬は夏野菜の植え付けで忙しいんです。
今、私の畑にはジャガイモ、長ネギ、玉ねぎ、ソラマメ、スナップエンドウ、ニンジン、ニラ、エシャロット、ニンニク、ショウガ、サトイモ、この連休に植え付けたトマト、ピーマン、キュウリ、ナス、パプリカ、スイカ、オクラ・・・20種類くらいの野菜が植わっています。今日はカボチャを植え付けました。サツマイモの苗を入荷待ちで、来週あたり植え付け予定です。ソラマメとスナップエンドウが現在収穫期で、玉ねぎとニンニクがもう1〜2週間後、といったところでしょうか?毎年、夏場はほぼ八百屋いらずです。

今日は他にトウモロコシの「間引き」作業をしました。今どきの種は発芽率80〜90%以上で蒔けば蒔いた数だけ芽は出るのですが、良い苗を育てるには1か所に数ヶの種をまいた方が良いんです。なんででしょう?
同じ場所に蒔かれた種はお互いに競い合って、自分の方が少しでも早く育とうとします。1つずつ蒔くより早く、強く育つのです。要するに「ライバル」を作ってやるわけです。一定のところまで育ったら、最も育ちが良い苗を残して、残りを取り除きます。そうすることで、今度は限られた栄養が、「優秀な」1本に集中するようにするわけです。・・・なんか、暗示的ですね、怖いですね・・・。

研修医を始めとする新社会人の皆さん、大丈夫です。人間社会ではそう簡単に間引かれたりはしませんから。一人ひとり成長のスピードは違います。あっという間に仕事覚える人もいれば、ゆっくりでも着実に成長する人もいます。大事なのは、ゆっくりでもいいから、前に進むことでしょう。でも、ライバルは大事です。同期でも、近い先輩でもいい。表立ってでなく、心に秘めておくだけでよいので「こいつには負けたくねえ」というライバルを持つとよいですよ。
作業がまだ残っているので、今日はここまで。

post13_1.jpgこっちを見ているのはかかしの「ジェイソン君」ですが、最近くたびれてきて首が落ちてきています・・・。そろそろ引退を考えています。

post13_2.jpg間引く前のトウモロコシの苗、ゴチャゴチャ込み合っています。

post13_3.jpg間引いた後、スッキリしました。さあ、スクスク育ってくれ!

post13_4.jpgソラマメの一番おいしい食べ方です。莢の継ぎ目からブクブク泡が出てきたら食べごろです。塩もいりません。

このサイトの監修者

亀田総合病院
産婦人科主任部長 大塚 伊佐夫

【専門分野】
婦人科悪性腫瘍