今月のローテーター
11月は2人の初期研修医の先生がローテートしてくれました。2人ともとても優秀かつ積極的で、こちらもとても刺激を受けました。そのうちの1人を紹介させていただきます。
金正侑先生、初期研修医2年目です。
(1)学んだこと
感染症診療に必要な病歴聴取、身体診察から検査、治療方針の立て方、各菌体が起こしうる感染症(菌体からのアプローチ)を学ぶことができた。
(2)ローテートの感想
自分が立てたアセスメントをプレゼンテーションし、それについて直接フィードバックを受ける機会がたくさんあった。経験した各症例に対する知識に加えて、総論的なレクチャーも受けることができ、より全体像を把握しやすかった。先生方の感染症以外の各専門分野の知識が豊富で、常に感染症以外の病態も考えながら診療しているのが印象的だった。
(3)ローテート方法へのご意見
初期研修医が初診記録を書く場合は、一度アテンディングなしで診察などを行う→プレゼンする→アテンディングと診察するという流れを今後も続けてほしい。忙しい日もあると思うが、自分で診察して考えたことにちゃんとフィードバックがある環境がとても教育的で勉強になった。
とても積極的に診療に参加してくれたこと、レクチャーなどでたくさん質問して勉強してくれたこと、ローテ終了時にClinical Questionsをまとめて発表してくれたこと、などこちらが助けられたり、刺激を受けたりすることが多かったと思います。来年以降、希望の専門診療科に進んだ後も、ここで勉強したことを、活かしていただければと願っています。
このサイトの監修者
亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長 細川 直登
【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育