ローテーター紹介(三重大学附属病院研修医:伊藤先生)

先週まで三重大学附属病院研修医2年目の伊藤芳彰先生が1か月間、当科をローテートしてくださいました。
40名近い患者をきちんと把握して日々のカンファレンスでプレゼンテーションしたり、初診の患者さんの症例プレゼンテーションがとても流暢であったのが印象的でした。また、飲み会では、いろいろな人生経験を語ってくれて、皆とても勉強になりました。

【学んだこと】
・血液培養陽性から遡って病態を考える方法
・グラム染色でGPC、GPR、GNC、GNR、真菌を見た時の抗菌薬の選択方法
・コンサルト科としての主科との関わり方
・細かい病歴聴取、身体診察の仕方

【ローテートの感想】
系統立てて感染症について学んだのは初めての経験で、今まで頭の中でばらばらになっていた感染症の知識が線で繋がったようでした。Commonな感染症からかなり専門的な感染症まで経験させていただき感じたことは、やはり基本が大切ということでした。また、コンサルト科特有の難しさを経験することができました。1ヶ月を通して有意義な研修をさせていただきました。本当にありがとうございました。

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1か月間お疲れ様でした。ローテーターで、チームの患者をすべて把握する人は、少ないのが現状(40人近くいるので致し方ないと思っています)なのですが、チームのフェローがいない時のカンファレンスでも、しっかりとプレゼンできていて、感心していました。
我々が、ローテーターの方々にぜひ理解していただきたいと思っていることは、感染症診療の「基本」です。「基本」的な考え方・思考プロセスが理解できれば、あとは自分で勉強すれば、どんどん伸びていくものだと思います。今後も、その「基本」に忠実に診療を継続していただければ幸いです。
今月からは総合内科ローテートが2か月続くと思いますが、感染症の患者さんが多いと思いますので、ぜひ今回学んでいただいたことを活かして、充実した亀田ライフを送っていただければと思っています。

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育