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鎖骨下静脈を穿刺する際に磁石を置いたら内頸静脈への迷入率を減らせるんじゃないか?というユニークなランダム化比較試験。

コントロール群の内頸静脈迷入率20%と気胸率0%という値は現実的なのか、特にエコーで描出しながら操作を行っているのに最終的にレントゲンをとるまで迷入が分からないことが5回に1回もあるのか、というところに疑問が残った。
しかしAmazonでも売られているような強さの磁石で迷入率が減らせるなら素晴らしく、 今後の検証が待たれる。当院で多い内頸静脈穿刺の場合に、鎖骨下静脈に迷入するのも防げるのか興味があるところ。
動画はこちらから ( https://www.facebook.com/intensivecaremedicine/videos/1442920815732607/ )

Intensive Care Med. 2017 May;43(5):711-712.
doi: 10.1007/s00134-017-4688-1. Epub 2017 Jan 30.
Magnet guidance reduces misplacement of subclavian vein catheter in internal jugular vein. Xing S et al.

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このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科