亀田メディカルセンター｜亀田総合病院　麻酔科

担当：初期研修医　三好先生/指導医　重城先生

Dynamic Ultrasound-Guided Short-Axis Needle Tip Navigation Technique for Facilitating Cannulation of Peripheral Veins in Obese Patients
Kenichi Ueda, MD, PhD, and Patrick Hussey, BA
Anesth Analg 2017;124:831-3

超音波ガイド下で静脈カニュレーションを行う際の初回成功率に関する研究でした。
本研究で使用した超音波の描出法は、Dynamic Ultrasound-Guided Short-Axis Needle Tip Navigation Technique(DNTP)法という方法でした。
具体的には、短軸像で血管を描出し、針を先端が描出まで進め、そこで針を止め、針の先端が描出されなくなるまでプローブを近位側にスライドさせ、再度、針を少し進めて描出するということを繰り返す方法でした。
これまでの静脈穿刺困難例に対するエコーガイドでの静脈穿刺初回成功率が75%程度であったのに対して、この方法では96%の成功率を示しました。

エコーでの針の描出に関して小林先生、柘植先生、寺尾先生などから活発な議論がされました！

三好先生、重城先生お疲れ様でした！

亀田総合病院　麻酔科　後期研修医　荻野仁史