当科とアイオワ大学麻酔科がコラボレーションした論文がAnesthesia & Analgesia にアクセプト!

当科とアイオワ大学麻酔科とでコラボレーションした論文が麻酔科領域トップ4ジャーナルの1つである Anesthesia & Analgesia にアクセプトされました!

Comparison of percentage prolonged times to tracheal extubation between a Japanese teaching hospital and one in the United States, without and with a phase I post-anesthesia care unit.
Daisuke Sugiyama, Franklin Dexter, Kokila Thenuwara, Kenichi Ueda

この論文は現在日本で一般的に行われている方法であるデスフルラン、ロクロニウム、スガマデックス、レミフェンタニルを用いた全身麻酔がアメリカで行われている全身麻酔方法と比較して、手術終了から抜管までの時間が短いことを示したものです。日本で行われている方法では覚醒が良好なため、術後ケアユニットを経ることなく直接病棟に帰室できることが多いことから現在のCOVID-19(コロナウイルス)パンデミックの状況においても安全で効率的な手術室運営に寄与する可能性があることも世界に示唆しました。

当科では質の高い臨床を行うことだけではなく、こうした世界に発信できる研究も継続的に行っております。
後期研修医の先生方にも論文を読める、書けるようになっていただくことを研修の1つの達成目標にしております。

亀田総合病院 麻酔科 荻野 仁史

このサイトの監修者

亀田総合病院
麻酔科主任部長 小林 収

【専門分野】
麻酔、集中治療