亀田総合病院　呼吸器内科

Human Vaccines & Immunotherapeutics にて、当科の主任部長 中島が、Guest Editorを務めた「肺炎球菌ワクチンの新時代」に関する特集号が 公開されました。

肺炎球菌は依然として市中肺炎の主要な原因であり、世界的な疾病負荷の一因です。

現在、予防戦略は長年使われてきたPPSV23から、より免疫原性の高いPCV20やPCV21といった新しい結合型ワクチンへと大きく移行しつつあります。

本特集では、世界の血清型分布、特定集団での疾病負荷、次世代ワクチンの費用対効果、将来の免疫学的アプローチ、有効性評価の方法など、幅広いテーマを扱ったレビューや原著論文を各国のLeading scientistsに執筆頂きました。

現在論文数は13個で、あと5個ほど追加予定ですが、満を持してローンチしました。
全ての論文がそろったら、中島主任部長がEditorial論文を執筆・出版予定です。

臨床、研究、公衆衛生政策に関わる方々にとって、新しいワクチン時代を見据えるための有用なリソースになると考えています。

ぜひご覧いただければ幸いです。