スポーツ医学とは16- スポーツ医学科がさらに充実します!

2009年7月に従来の整形外科から独立して誕生したスポーツ医学科ですが、開設以来、多くの患者さまから診断・治療レベルの高さで評価いただいています。そこで、2010年4月より皆さまのご要望にお応えする形でスポーツ医学科の外来診療枠を拡充することに致しました。

これまでスポーツ医学科の診療を担当してまいりました私、大内と後藤達広医員に、新たに山田慎医員、市川顕PA(physician assistant)が加わり、スポーツ医学科の常勤スタッフが増員されました。

山田慎医師よりひと言

離島の久米島からまいりました山田慎です。これまでにも東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ、さらには宮古島トライアスロンなどのドクターを務めてまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。

市川顕PAよりひと言

市川顕と申します。雪国の長野県よりまいりました。スポーツ医学科では理学療法士と看護師の資格を活用して新しい形のphysician assistantを目指します。どうぞよろしくお願いいたします。


なお、スポーツ医学科で取り扱う疾患はこれまで同様、広く整形外科疾患で、スポーツに伴ったけがや日々の痛みはもちろん、それ以外にもお仕事や日常の生活の中で起きる関節痛などです。スポーツ医学科の大きな特徴は、リハビリなどの運動療法、保存療法の知識が豊富な医師が外来を行っており、可能な限り手術でなく運動療法で治療している、という点です。私どもの考えでは、ほとんどの患者さまがこういった運動療法で症状を軽快させることが可能だと考えております。

しかし、中には関節内の器質的な問題がある方もいらっしゃいます。こういった方には、これまでもこのコーナーでご紹介してきたとおり、可能な限りスポーツや職場さらには日常生活への復帰が早くできるように、身体への負担の少ない関節鏡視下手術を行っています。

これは約5mmの小さな切開から内視鏡のようなカメラを関節の中に入れて、手術を行う方法です。手術後の経過が非常に良いために近年注目を集めており、我々スポーツ医学科の医師は関節鏡の手術を専門に行っています。

スポーツ医学科の外来には、部活動を行う学生の方やお仕事で忙しい会社勤めの方も多く受診してくださっており、こういった方々が放課後やお仕事帰りに無理せずに受診できるよう当科の外来時間は最終が18時受付、リハビリは最終19時受付とさせて頂いております。 関節の痛み、不安定性、スポーツを行う上での障害などでお悩みの方はぜひクリニック5階スポーツ医学科外来へお越しください。

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(左から、大内医師・後藤医師・山田医師・市川PA)

スポーツ医学科 大内洋

このサイトの監修者

亀田総合病院
スポーツ医学科主任部長 大内 洋

【専門分野】
スポーツ整形外科、関節鏡手術、スポーツ整形外科疾患に対する超音波診断
PRP療法、体外衝撃波、高気圧酸素治療の最新治療法