脳卒中とは

    脳卒中という言葉を新聞やテレビで目にする機会が増えてきました。
    この脳卒中という言葉の意味は、脳血管の障害が原因で「卒然として悪しき風に中(あ)たる」といわれています。
    簡単にいうと、それまで元気であった人が脳血管障害のため突然倒れて動けなくなり、人事不省に陥る状態を言います。
    脳卒中といっても大きく分けて3種類あります。脳の血管が動脈硬化や心臓からの血栓によって閉塞する脳梗塞、高血圧などが原因で脳動脈が脆くなって破綻し脳内血腫を作る脳出血、そして脳動脈の分かれ目に瘤ができ、徐々に大きくなって破裂するくも膜下出血(脳動脈瘤破裂)です。
    脳梗塞は脳卒中全体の65%、脳出血は21%、くも膜下出血は13%を占めますが、高齢化が進む日本では脳卒中の増加が大きな社会問題となっています。
    植物状態や認知症の原因となるからです。

    これら脳卒中は脳の血管に障害があり発症しますが、脳血管には神経が届いていないため、発症前には症状がありません。
    基本的に、前触れがないのがこの病気の特徴であり恐ろしいところでもあります。


このサイトの監修者

亀田総合病院
脳神経外科主任部長 波出石 弘

【専門分野】
破裂および未破裂脳動脈瘤に対するクリッピング術、脳血管の狭窄・閉塞病変に対するバイパス術、髄膜腫や聴神経腫瘍などに対する腫瘍摘出術、顔面痙攣や三叉神経痛に対する神経血管減圧術、脳動静脈奇形に対する摘出術、脳出血に対する血腫除去術