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Anesthesiology誌:術前オランザピン5 mgは日帰り手術後の回復の質を改善する ― 二重盲検RCT

勉強会
2026.06.25 麻酔科抄読会サマリー

Guzzi J, Gugel T, Fernandez Robles C, et al.
Preoperative Olanzapine and Quality of Recovery after Ambulatory Surgery: A Randomized Clinical Trial.
Anesthesiology. 2026.

目的

術前オランザピン5 mg単回投与が日帰り手術後の回復の質(QoR)を改善するか検証した。

PICO

P:18〜50歳女性の日帰り手術患者 384例
I:オランザピン5 mg
C:プラセボ
O:POD1のQoR-40、PDNV、PACU転帰

結果

POD1のQoR-40は183点 vs 174点で、群間差9.0点(95%CI 6.1–11.8, P<0.001)であった。悪心発生率は27% vs 47%(OR 0.43)、重度悪心は7.9% vs 25%(OR 0.26)と有意に減少した。PACUでの悪心、重度悪心、追加制吐薬投与も減少した。一方、PACU滞在時間や鎮静、有害事象には差を認めなかった。

会場での議論

・フォローの回答率が90%を超えているが、これはどのようにして実現したものか。→具体的な割合は不明だが、メールを送った後に返答がなければ電話をする形式だった。

・日本で使用した場合には適用外使用になってしまうが、化学療法の制吐剤として使われていることを加味すると十分効果は見込めるかもしれない。

・今回はデキサート、オンダンセトロンへの上乗せ効果であったが、もしこれがオンダンセトロンの代替になれば経済的効果はとても大きい。