世界糖尿病デーに合わせて、院内糖尿病チームが合同でミニ講演を実施しました!

毎年11月14日は「世界糖尿病デー」です。
インスリンを発見したカナダの医師フレデリック・バンティング博士の誕生日にちなみ、1991年に国連と世界保健機関(WHO)が制定しました。インスリンの発見によって、かつて治療が難しかった1型糖尿病に大きな希望がもたらされたとされています。
現在、日本では成人の約6人に1人が糖尿病、または糖尿病予備群といわれています。しかし、生活習慣の工夫や正しい知識を早期に得ることで、発症の予防や進行の抑制が期待できます。

当院では毎年この時期に合わせ、院内の糖尿病チームが合同で啓発イベントを開催しています。今年は11月18日に行われ、医師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士・健康運動指導士・歯科衛生士・糖尿病支援看護師など、多職種がそれぞれの専門性を活かしてミニ講演(各10分)を担当しました。
無料の血糖測定ブースも多くの方が立ち寄り、関心の高さがうかがえました。
また、亀田総合病院Kタワー13階のレストラン「亀楽亭」では、栄養士監修の「ブルーサークルランチ」を今年も1日20食限定で提供。まぐろの刺身、ぶりの南蛮漬け、鶏肉とごぼうのかき揚げなど、栄養バランスの良いメニューが好評でした。世界糖尿病デーをきっかけに、日々の生活を見直すヒントとしてお役立ていただければ幸いです。

スポーツ医科学センターでは、糖尿病内分泌内科をはじめ、各内科の医師と密に連携しながら、糖尿病に対する運動療法を積極的に行っています。
健診で血糖値が高めと指摘された方、境界型といわれた方、すでに治療を開始している方まで、それぞれの状態に合わせた安全な運動プログラムをご提案しています。
「運動は大切と分かっているけれど、何から始めれば良いかわからない」
「膝や腰が不安で、自己流の運動に自信がない」
「薬や食事療法とあわせて効果的に改善したい」
そのような方にも安心して取り組んでいただけるよう、専門スタッフが一人ひとりの体力・疾患・生活状況に合わせてサポートしています。
血糖コントロールの改善だけでなく、筋力や持久力の向上、QOLの維持・向上にもつながる運動療法を、今後も継続して提供してまいります。

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