亀田総合病院では、入院・外来患者さまに対して、「医療処置に関する事前指示書(コード確認書)」を作成・運用しています。主な指示項目は以下の3項目となっています。 |
・苦痛緩和を最優先とする医療処置を行う |
※ 最後に本人による署名の欄がありますが、本人が署名できない場合には、代理判断者が署名を行います。 |
いかがでしょうか。「これなら簡単に書ける」、そう思った方は多くはいないと思います。この事前指示書の中には、多くの一般の皆様にとって馴染みのない単語がたくさん出てきます。しかし、これらはどれも人生の最終段階の医療を考える上では重要な要素です。 それゆえ、この指示書の作成にあたっては、これらの医療処置の内容を理解するとともに、これらを行う場合と行わない場合に予想される結果についても十分に理解する必要があります。仮にその理解が十分でないままこの指示書を作成してしまったとしましょう。その場合、せっかく書いたこの指示書は、肝心な時に、あなたの意思に反する方向に働いてしまうかもしれません。そのため当院では、この事前指示書は患者さまとご家族、主治医の3者が一緒に話し合いながら作成することを原則としています。 |