会長挨拶

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 この度、第14回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会を、2021年(令和3年)3月26日(金)・27日(土)の2日間はライブ配信、その後オンデマンド配信のWeb形式にて開催させて戴くこととなりました。

 本会は当初2020年2月に亀田総合病院(千葉県鴨川市)での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染状況を鑑み、10月に延期、更に今回再延期とし、Web形式での開催を決定させて戴きました。

 本学会は、2005年に欧米のProlift型TVM(経腟メッシュ手術)をモデルに我が国で進化したセルフカットメッシュを用いた経腟メッシュ手術(TVM)の安全な普及を目的として設立された「TVM研究会」が基盤ですが、その後の腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)などの骨盤臓器脱手術手技の多様性にともなって、発展改称されたものです。

 世界に先駆けて超高齢化時代に突入していく我が国において、女性のQOLに大きく関与する骨盤臓器脱疾患に対する骨盤底再建手術手技の発展は大変重要な専門診療分野と考えます。そして、従来の診療科の概念を越えて、骨盤底再建に関与する産婦人科、泌尿器科、ウロギネ科、直腸肛門外科などの診療科の協業体制の強化は今後のキーポイントと考え、この学会のテーマを「UNITY IN DIVERSITY(多様性の中での団結)」といたしておりましたが、1年間の延期期間を経て、昨今の世界情勢や様々な状況でも「DIVERSITY多様性 」や「UNITY団結」という言葉が度々聴かれるようになり、このテーマを掲げた意味を再確認いたしました。

 当初予定しておりました診療科協業でのライブサージャリーは「LSC手術手技の再確認」と題してビデオセクションとし、特別講演1として「新型コロナウイルス(COVID-19)疾患のまとめと対策」を追加し、特別講演2「手術と医療安全」とともに日本専門医機構の「感染対策」と「医療安全」単位修得セクションといたしました。
教育講演として「①直腸脱と排便障害」・「ウロギネストが知っておくべきお産の知識」を取り上げ、また特別企画を「①ダイバーシティー時代のPOP診療」・「②エキスパートからの若者への提言」と題してご参加の皆さまの熱い討論を期待しております。

 また本学会では、LSC手技講習会や亀田リハビリセミナーを準備いたしました。
 今回の学術集会が骨盤底疾患に係る医療者のより緊密理解と連携の向上につながることを祈願しております。
 多数の皆さまのご参加をどうぞよろしくお願い致します。


2021年2月15日
第14回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会
会長 清水 幸子
(亀田総合病院 産婦人科・ウロギネ科)