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タバコ煙の有害成分と禁煙の効果

2007/03/15 公開
2021/03/25 更新

タバコの煙には様々な「燃えかす」含まれます。
この「燃えかす」であるタバコの主流煙(喫煙者が吸い込む煙)は、95.5%がガス成分、3.52%は粒子成分(タール)、0.28%がニコチンとされています。ガス成分は約1,000種類、粒子成分は約4,300種類、合計約5,300種類の化学物質が含まれ、これらの化学物質の中には発がん性があると言われている物質も約70種類存在します。

タバコ煙の三大有害成分

1.ニコチン

タバコ製品に含まれるニコチンは、タバコへの依存性を高める物質です。喫煙により、急激にニコチン血中濃度が上昇することで依存が形成されます。個人差はありますが、麻薬に匹敵するほどの依存です。吸えば吸うほど依存性は高くなり、やがて自分の意思とは関係なく、ニコチン支配による喫煙が繰り返されます。喫煙後約5分で血液中のニコチン濃度は最大になります。その後約1~2時間で半分以下に減るため、ニコチン濃度を維持するには断続的に吸い続けなければなりません。
ニコチンは依存性を高めるだけでなく、副腎からのカテコールアミン分泌を亢進させ、血管収縮、血圧上昇、脈拍増加をきたし、心臓に大きな負荷をかけます。また、強力な血管収縮物質をもつトロンボキサン A2を遊離させます。血小板凝集や血栓形成のリスクも高まります。
また、ニコチンの代謝物には発がん性をもつ物があります。

2.タール

一酸化炭素やガス状成分をのぞいたタバコ煙の粒子部分の総称です。タールにはニコチンをはじめとする有害物質や発がん性があると言われている物質を数多く含みます。

3.一酸化炭素

一酸化炭素は有機物の不完全燃焼で発生するガスです。タバコ煙にも3%前後含まれていて、無味無臭の気体で極めて毒性が強い物質です。私達の血液にはヘモグロビンという成分があります。酸素はこのヘモグロビンに結びついて全身に運ばれていきますが、一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。このため、喫煙によって一酸化炭素を体内に吸い込むと、酸素はヘモグロビンに結びつくことができず、血液の酸素運搬能力が低下し酸素不足に陥ります。

禁煙の効果

参考文献

厚生労働省 喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書 2016.

健康管理支援室

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