赤ちゃんが動きまわり家庭内事故が増える時期です。事故には十分気をつけましょう。楽しい子育てを続けるために以下の3点についてアドバイスさせてください。
離乳食の進み具合はいかがですか? 母乳や人工乳だけでは栄養が足りなくなってくるので、離乳食をしっかり与えましょう。歯茎でつぶせる硬さのものを、1日3回が目安です。また、全卵や小麦、乳製品、大豆加工品をあげていますか? まだの食材があれば、早めに開始しましょう。初めて食べる食材は、1回に1種類ずつ、少量から始めます。食後に発疹が出たら食物アレルギーの可能性があるので受診してください。すぐに病院を受診できるように、初めての食材はなるべく平日の午前中に食べさせるようにしましょう。
予防接種は感染症から子どもたちを守ります。9~10か月健診では、1歳までの予防接種が終了しているかを確認します。まだのものがあれば、早めに接種しましょう。
Know VPD! - ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る
この時期になるとどんどん行動範囲が広がり、想定外のことが起きやすいです。今一度、家庭内に危険がないか確認していきましょう。
①誤飲:この時期はタバコ・薬(包装シートも含む)・化粧品・洗剤・コインなどなんでも口に入れます。ピーナッツ、飴は特に窒息の原因として多いです。お子さまの手の届く範囲に置かないように気をつけましょう。
②火傷:アイロン、ストーブ、ポットなど熱いものを手の届くところにおいての火傷、炊飯器の高温の蒸気に触れての火傷、またテーブルクロスを引っ張りテーブルの上のものを体に浴びての火傷、電気ポットのコードを引っ張って倒しての火傷など、様々な可能性があります。常に目が届く訳ではないので、危険なものが多い台所には立ち入れないように柵をつけるといった対策が有効です。
③転落・転倒:椅子やソファー、机からの転落には気をつけましょう。こどものいるベッドから離れる際には、必ず柵を高く上げましょう。階段には柵をつけましょう。
④溺れる:水の事故は特に怖いです。入浴時以外は湯船にお湯をためない、浴室には外からこどもが入らないようにしっかり戸を閉めるといった対策をしましょう。お風呂に入れる際は絶対に目を離さないようにしましょう。
子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック
亀田総合病院 小児科
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