お子さまのご出生、おめでとうございます。そしてはじめの1か月、お疲れさまでした。赤ちゃんとの生活について、以下が参考になれば幸いです。
完全母乳(完母)、混合栄養(混合)、完全人工乳、それぞれの長所があり、何が最適か一人一人で違います。一般的には、完母でも混合でも、無理のない範囲で母乳哺育をお勧めしますが、ほとんどのお子さまにとって人工乳の使用をためらう必要はありません。
亀田クリニック・亀田ファミリークリニック館山では、助産師による母乳外来(自費診療)を行っており、母乳哺育をサポートしますので、ご利用ください。栄養について不明なことがあれば、何なりとご質問ください。
家庭内事故は、もしかしたら防ぐことができたかも知れない乳幼児死因の上位です。日常生活における事故防止についての詳細は、別紙をご覧ください。
子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック
SIDSは元気だった赤ちゃんが特に原因なく睡眠中に突然亡くなってしまうことです。うつ伏せ寝や周囲の喫煙がリスクであり、母乳哺育(混合も)がリスクを下げます。
生後2か月までの発熱(38℃以上)、顔色が悪い、ぐったりしているなどがあれば、すぐに病院を受診してください。また、病院を受診しようか迷った際には、電話相談や便利な情報アプリもありますのでご活用ください。 子育てに便利なアプリや電話相談のご案内
予防接種で多くの感染症を防げます。生後2か月でワクチン開始です。もうご予約はお済みですか? なお、当院のロタウイルスワクチンはロタリックス(2回接種)のみで、ロタテック(3回接種)はありません。
Know VPD! - ワクチンで防げる病気(VPD)を知って子供たちの命を守る
産後のお母さんは、普段より感情が揺れ動きやすく、時に理由もなく急に涙が出たり気分が落ち込んだりすることがあります。これはお産の疲れや授乳での睡眠不足、環境の変化に加え、一時的な身体のホルモンバランスの変化によるものです。自然に良くなることが多いですが、つらい場合は医療機関にご相談ください。また母乳の授乳以外は、育児も家事も他の人が代われます。周囲の人はできることを積極的に行い、お母さんができるだけ休めるようにしましょう。
以下は泣いている主な原因と対処法です。赤ちゃんは「泣くのが仕事」とも言い、理由なく泣くこともあります。何をしても泣き止まないこともあるかもしれません。もしそのことにイライラした時は、赤ちゃんの安全を確認し、少し離れて落ち着いてください。決して揺さぶってはいけません。
泣いている原因 | 対処法 |
---|---|
お腹が減った | 授乳する |
体の不快 | オムツを替える ゲップをさせる 室内の温度や服装を確認する 痛いところはないか確認する |
眠い | 抱っこや(首が座っていれば)おんぶで寝かしつける お気に入りのタオルや毛布を持たせる お散歩、チャイルドシートに乗せドライブに出かけるなど |
生後数週間頃より、主に顔や首、ニキビのような湿疹ができることがあります。よくあることで、保湿などのスキンケアで自然に治ることが多いです。ひどい時は、軟膏も処方しますのでご相談ください。
赤ちゃんの涙や鼻の通り道はまだ細いため、とても詰まりやすいです。目やにや涙が多いのはそのためです。また鼻詰まりが起きていると鼻呼吸がしづらいために、機嫌が悪く寝つかなかったり、母乳やミルクを飲みにくそうにすることがあります。鼻詰まりは病気ではありません。いずれも自然に治ることが殆どです。
亀田総合病院 小児科
04-7092-2211(代表)
亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科
0470-20-5520(代表)
Copyright © Kameda Group All rights reserved.