骨盤臓器脱・尿もれでお悩みの女性のため専門医師、理学療法士による「女性の骨盤臓器脱・尿もれ無料電話相談」を、亀田総合病院(鴨川)・亀田京橋クリニック(東京)の2ヶ所で実施しております。


≪亀田総合病院≫
相談窓口開設日時: 9月11日(月)〜15日(金) 12時〜14時
ウロギネ科医師、他スタッフ
※専門医師、他スタッフによる電話相談です。
 病気のことや治療方法、日常生活などに関する疑問点にお答えいたします。
相談電話番号: 04-7099-2344(直通)
≪亀田京橋クリニック≫
相談窓口開設日時: 9月7日(木)15時〜17時
9月14日(木)15時〜17時
9月21日(木)15時〜17時
9月28日(木)15時〜17時
ウロギネ科医師、他スタッフ
※専門医師、他スタッフによる電話相談です。
 病気のことや治療方法、日常生活などに関する疑問点にお答えいたします。
相談電話番号: 03-3527-9376(直通)

骨盤臓器脱・尿もれでお困りの患者さまへ正しい情報をお伝えすることで適切な治療を受けていただきたいと心から思っております。

「女性の骨盤臓器脱」について

「骨盤臓器脱」は膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤などの総称です。骨盤内臓器が腟から飛び出してくるという女性特有の病気で、骨盤底の筋肉や靭帯がゆるみ、骨盤内臓器が下がってくるために起こります。

骨盤臓器脱の代表的な治療法に、腟の中にリング状の装具を入れて臓器を支える『ペッサリー療法』がありますが、定期的な通院が必要です。根治療法は手術しかありません。従来は、下がってきた子宮そのものを摘出し腟を縫い縮める手術や骨盤内の組織を使った再建術が行われてきましたが、再発率が高いことが問題でした。しかし、昨年頃から、骨盤内の組織の代わりにメッシュを使用した最新の手術が、骨盤臓器脱の治療方法として普及しつつあり、近年では手術による治療成績が飛躍的にあがりました。

「女性の尿もれ」について

尿もれは女性に多い悩みであり、中高年の女性の3人に1人は尿もれの経験があるといわれています。尿もれは、咳、くしゃみ、立ち上がった瞬間、坂道をくだるときに尿がもれる腹圧性尿失禁とおしっこが近くて間に合わないで尿がもれる切迫性尿失禁に大別されます。腹圧性尿失禁の原因は妊娠や出産、加齢などによる骨盤底筋の緩みです。腹圧性尿失禁の治療方法の第一選択肢は骨盤底筋の筋力増強により症状の改善を図る骨盤底筋トレーニングであり、軽症の方が対象となります。中等症から重症の方は身体にやさしいポリプロピレンメッシュを用いた手術療法で治療を行う場合もあります。腹圧性尿失禁に対する手術療法は2〜4日の入院で可能であり、身体への負担も少なく、保険も適用されます。切迫性尿失禁の原因は脳血管疾患や脊椎疾患のほか骨盤底筋の緩みなど、多岐にわたります。切迫性尿失禁の治療方法は薬物治療が中心となります。

「女性の骨盤臓器脱に関する無料電話相談」実施について

骨盤臓器脱は中高年女性では罹患率の高い疾患で、欧米の文献では、女性が80歳になるまでに骨盤臓器脱・尿失禁で手術するリスクは20%というデータもあります。(出典:Obstet Gynecol 123, 2014)。しかしながら、日本では、まだまだ疾患情報が不足しており、何の病気かもわからず誰にも相談できずに悩んでいた、受診した病院や診療所に専門医がいなかったために治療が受けられなかった、手術を勧められたが再発率が高いため踏み切れなかった、などの理由により、適切な治療を受けられずにいる患者さんが数多くいるものと推測されます。

亀田メディカルセンター ウロギネコロジーセンターでは、骨盤臓器脱に悩む一人でも多くの女性の相談にのり、治療法を含む適切な情報を提供するために、これからも専門医師による無料電話相談を実施していきたいと考えています。

「ウロギネコロジーセンター」(女性骨盤底外科センター)について

ウロギネとは、Urology(ウロロジー:泌尿器科学)と、Gynecology(ギネコロジー:婦人科学)を合わせた言葉で、女性の排尿障害(尿失禁や排尿困難)や骨盤臓器脱などを総合的に診療する診療分野のひとつです。欧米では、内科や外科などと同様にひとつの診療分野として成り立ち、専門医もいます。ところが日本では専門医や専門に治療する施設がまだ少ないのが現状です。

当院では2007年5月7日より女性の骨盤臓器脱・排尿障害治療を専門的に行うウロギネセンターを開設いたしました。骨盤臓器脱患者の診察・治療等の日々の診療だけでなく、市民啓発や医師・看護師への情報提供にも精力的に取り組んでおります。

亀田メディカルセンター ウロギネコロジーセンターの特徴