ちょっとためになる話3:足根管症候群について

本日は「足根管症候群」についてのお話です。
足根管って聞いたことありますか??前回「手根管症候群」のお話をしました。同じように足に行く神経の束が障害されてしまうご病気なんです。

足が痺れるというご病気はいくつかあります。よく勉強されている方などは、足が痺れるのは足の病気じゃなくて腰から来ることがある、ということを知っている方もいるかもしれません。それは本当にその通りで、腰の病気があり足が痺れることもあります。こちらについてはまた今度お話します。

今回は足が痺れるという症状で、原因が足にあるものをご紹介します。足の内くるぶしの下にある足根管という神経のトンネルが狭くなり、足の裏にある後脛骨神経と呼ばれる神経が圧迫される病気です。症状としては

  • お風呂に入ると足がジンジンする
  • 夜寝るときになるとしびれが辛い
  • 砂利の上を歩いているような感じがする

とおっしゃる方がいます。原因としてはきつい靴を履いている方や神経の周りにある血管が原因と言われています。多くの方でかかとはしびれない、というのが特徴となっています。靴を変える、など生活上改善できる点があれば改善をして様子を見ます。それでも良くならない場合は、足根管の圧迫をとる為の1時間程度の比較的簡単な手術を受けることで改善することがあります。

手根管症候群同様、こちらも診断が非常に大事です!
まずはしびれ外来に来てみて下さい!お待ちしております!

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療