亀田総合病院 呼吸器内科 主任部長 青島正大(編著)「呼吸器ジャーナル 若手医師のための呼吸器診療スキルアップ -苦手意識を克服しよう-」が上梓!

2017年5月1日に、亀田総合病院呼吸器内科、主任部長 青島正大が監修した「呼吸器ジャーナル 若手医師のための呼吸器診療スキルアップ -苦手意識を克服しよう- 」(医学書院)が出版されました!

青島主任部長が本書を執筆した目的は、「これから専門医を目指す若手呼吸器科医師の苦手意識克服と呼吸器診療魅力の再認識に役立つこと」になります。

呼吸器内科をローテーションしない場合、「呼吸器は難しそうだ」という先入観と苦手意識を持っている研修医は多いと思います。

実際、呼吸器疾患は極めて多彩で、カバーする領域は広いです。また同時にその診療は超急性期から慢性期、さらには終末期までも含んでいます。

さらに、診療にあたっては、数値で示される検査結果ですぐに判断が可能なものは少なく、問診・身体診察、画像読影から呼吸機能検査の解釈、さらには病理組織所見など広範な患者データを統合して考えることを要求されます。

これらのことが「呼吸器は難しい」という苦手意識につながっている印象がありますが、逆にこれらは呼吸器診療の醍醐味ともいえます。

本特集は、初期研修を経て、後期研修(専攻研修)へ進んだ若手医師たちからのアンケートをもとに苦手意識を持っている部分に対する答えが見つかるように、診断から治療、社会リソースの利用や文献検索までをカバーできるようポイントごとに企画しております。

さらに、本特集は、異なる専門領域を持つ裾野の広いエキスパートの集合体である、日本呼吸器学会臨床諸問題学術部会の委員の先生方に、全面的に執筆を行って頂いております。

是非、若手医師の皆様、若手医師の教育に携わる指導医の先生方に読んで頂ければ幸いです。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患