中島部長の研究のpreprintがmedRxivに公表されました!

当科の部長の中島が、研究責任者で行った「化学療法中の肺癌患者におけるCOVID19ワクチンの免疫原性と安全性:多施設前向きコホート研究」第一報のpreprintを、medRxivに公表しました。

Immunogenicity and safety of COVID-19 vaccine in lung cancer patients receiving anticancer treatment: A prospective multicenter cohort study
Kei Nakashima et al.
doi: https://doi.org/10.1101/2022.06.23.22276536

*査読前なので、今後、内容が多少変わる可能性はございますので、注意して解釈下さい。
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・肺がん患者では、抗体価は有意に上昇するけども、非がん患者と比べると、抗体価は低い。
・特に殺細胞性抗がん薬投与中の患者で、非がん患者と比較して、抗体価は有意に低下。 
 これに対して、免疫治療中の患者の抗体価は、非がん患者と大きくは変わらない
・肺がん患者で短期的な副作用は増えない(2回目接種1カ月後までの評価)
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固形がん患者において、出ている先行研究と、矛盾しない結果でした。
肺がん診療に携わる先生は、日常臨床の参考にして頂ければ幸いです。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患