新型コロナウイルスに対する検査の考え方(JAMA 米国医師会雑誌より)

2020年3月9日に、JAMA(米国医学会雑誌:Jounal of the American Medical Association) で、新型コロナウイルスの検査に対する考え方が示されています。


「誰が検査を受けるべきか?」( Who should be tested?)

  • 検査対象として優先順位が高いのは、重篤かつ原因不明の呼吸器疾患患者と、既知患者との接触者である。
  • 検査と、検査を求めることの広範な拡大は、より重篤な症状のある患者に必要な医療サービスを圧迫するリスクがある。
  • さらに、検査のために待合室に入れば、感染していない無症状や軽症の患者が、実際に感染患者のコロナウイルスに暴露されてしまうかもしれない。
  • 検査結果を謝って解釈する懸念がある。 潜伏期間(2-14日)を考慮すると、特に接触歴がある人では、検査陰性でも感染が否定されるわけではない。
  • 無症状あるいは軽症な人が陽性になると、緊急の医療的措置を必要としないのに、隔離が必要となる。
  • 混乱を避けるために、正確な情報のコミュニケーションが不可欠である。

(Sharfstein JM, Becker SJ, Mello MM. Diagnostic Testing for the Novel Coronavirus. JAMA. Published online March 09, 2020. doi:10.1001/jama.2020.3864より引用)
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2762951


新型コロナウイルスに対する検査の利点と限界を理解しておくことが重要と考えられます。