当院では難治性排便障害の方への経肛門的洗腸療法を行なっています
2019年から保険適応となっている経肛門的洗腸療法(Trans Anal Irrigation: TAI)は、毎日または1日おきに肛門から水を注入して排便を促す治療です。二分脊椎や脊髄損傷などの神経が原因の排便障害(上手く出せない、便が漏れる)で従来での治療では改善の見られない方に対して排便に要する時間を短縮することができるなどの有効性が認められています。
2020年4月から保険内容が変わり、治療を導入しやすくなりました。
亀田病院(鴨川)の直腸肛門外来では、この指導を行っています。以下の注意事項をご確認の上で興味のある方は一度外来でご相談してください
[注意事項]
- 亀田総合病院(鴨川)のみで行っています
- 現在は神経が原因の排便障害のみの適応です
- 導入前には大腸の検査が必要です
- 指導は入院(2−3日)が必要です
- 基本的には毎月の外来受診が必要です
このサイトの監修者
亀田総合病院
消化器外科部長 高橋 知子
【専門分野】
肛門疾患、排便機能障害、分娩後骨盤底障害