GeriPal Conference with Dr. Moody 7月第5週
出席者: 関根 蔵本 江川 瀬良 千葉 Dr.Moody
Guest: Mr. Aaron Horsfield (University of Iowa)
フィールドワークのため来日中の大学院生Mr. Horsfieldをお迎えし、日米の緩和ケアの違いや病院経営の違いについて意見交換しました。終始和やかな雰囲気で、建設的なディスカッションができました。
Topics
- アメリカでは緩和ケア、ホスピス、ペインクリニックが峻別されているが日本では必ずしもそうではない
- End-of-life discussionについて:日本では主科がメインで行うが、アメリカでは緩和ケア科がgoals of careについて扱う
- アメリカでは緩和ケア医は「院内政治」を行う、という印象がある
- 日本では緩和ケアは癌に限られている
- 日本では専門科受診が当たり前で、ポリファーマシーにつながっている
- 日本とアメリカでは医療のコスト感覚が違う
- アメリカでは病院の欠かせない機能となっているチャプレンの日本における位置づけとは?
- 今後の日本における緩和ケアの位置づけはどうしたらよいか?→非がん疾患への対象拡大、ACPの推進、アウトリーチ活動の推進などが必要
このサイトの監修者
亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一
【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和