【活動報告】ローテ―ター研修の報告(2019年7月〜2020年1月まで)

前回の投稿から約半年も内容更新が滞っておりました。昨年末の千葉県の水害、不安定な世界情勢、新型肺炎のアウトブレイク等々、この世は真に激動の時代です。南房総地域では水害の被害から平常の生活に戻っておられない方もおられます。一日も早く、穏やかな生活が戻られますことを祈念しています。個々に信じていた価値観も簡単に崩れてしまうような激動の時代だからこそ、私たちはシンプルに"何がもっとも大切か?"思い起こす必要があると日々痛感します。おそらく、誰にとっても最も大切なこと、、、"私達人間(や人間に限らず生きとし生けるもの)はみな平等であり、幸せになるために生きている。苦しんでいる人には互いに愛のこころを持って助け合って過ごすこと"〜を忘れず一日一日を感謝の中に過ごしたいものです。

さて、前回の投稿以降も当科へのローテート研修に、熊谷安代先生(7月)、近藤慶太先生(8月)、高岡沙知先生(9月)、久保伸貴先生(10月)、落合彩子先生(11月)、常石大輝先生(11,12月)、日下伸明先生(1月)、朱 薫子先生(1月)という多彩な顔ぶれの先生方が緩和ケアを学びに来てくださいました。どの先生がどうだったか、というコメントは筆舌に語りつくせませんが、各々の自由課題発表やローテ中のフィードバックでお伝えしましたので、ここでは省略します。ただ一つお伝えしたいこと、それは、皆さん方の存在が私にとって、そしてこの地域の医療にとっての大きな希望だということです。患者さんの病や苦しみに真摯に向き合い、その結果自分自身をも見つめ、生きることとは、死とは何か?といった根本的なテーマを学ぶ姿勢から私達自身も初心を思い起こし、つい惰性で安易な方向に流れやすい自らを反省します。若い先生方との対話により互いの考えが深まり、新たな発想が生まれるなことも実感しています。先生方の将来の益々のご活躍を心より応援しています。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和