【活動報告】9月のローテーター

<ローテーター研修報告記 吉川凌太郎先生編(2018年9月)>

先月1カ月間、初期研修医1年次の吉川凌太郎先生が当科をローテートしてくれました。先生は医学部在学時代からペインクリニックに関心をもち、将来は患者さんの痛みを取り除くプロである、ペインクリニシャンになる志を立て研修に邁進されています。ペインクリニックと重なる部分の多い当科の研修からも多くのことを学んでくれたようです。
恒例の自由課題プレゼンでは「僕と緩和ケア!」というタイトルで、ご自身の幼少時代の忘れられない経験、高校時代の部活動と恩師との交流を通じた"死"についての学びの経験、など先生自身も、"ほとんど誰にも話したことないんですけれど、"という前置きから、めったに語られないような特別な話を私たちに共有して下さいました。一同、先生の語りにぐーっと引き込まれたことは言うまでもありません。自身の内面がどう揺れ動きかつ変化を遂げ、現在なぜ緩和ケア研修を行うに至っているか、偶然だけど必然でもあったのかなというような流れを感じました。ご自分を表現するのがとても上手な先生だなあと思ったら、高校時代は演劇部の活動が大好きで日々没頭されていたと聞き、一同納得。私たち医療者だってある意味、役者にも似て日々その役割を演じているともいいます。その意味でも、吉川先生の今後の臨床医としてのポテンシャルに大いに期待しています。今後も、今の調子で"患者さんの痛みを緩和し寄り添う一流のペインクリニシャン"を目指して頑張ってください。一同心から応援しています!

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和