卒業生便り(vol.5 原田 先生)

原田先生は血液内科出身で、今は固形癌をやっています。亀田でほとんど全ての癌種を多数経験し、血液内科の経験も合わせて、米国でフェローシップを終了した場合と同等の実力を持っています。血液と固形癌の両方の病態において自分で判断し、後進を指導できる力をつけた原田先生は今後のキャリアが期待されます。今でも我々と一緒に学会発表やに論文を書いたりしています。


亀田総合病院腫瘍内科には後期研修医として2014年4月から2年間在籍させて頂き、2016年の4月からは縁あって佐賀大学医学部付属病院で腫瘍内科医として勤務させて頂いています。私はもともと初期研修終了後は血液内科の仕事を中心にさせて頂いておりましたが、予てから固形腫瘍診療の道に進みたい思っていたため、こういった進路を選択する事になりました。

現在の施設で私は主に消化器癌の診療に加え、原発不明癌や、時には胚細胞腫瘍や肉腫の診療に携わっています。スタッフの数から全ての癌腫を診療できる状態にはありませんが、亀田総合病院での経験によって重複癌がある場合のマネージメントや、患者さんの治療経過の中で新たに他領域の癌が発生した場合などでも臆せず向かい合うことができます。

なかなか全ての癌腫を横断的に診療できる施設が日本にはまだ少ない中で、癌種の多様さと症例の豊富さという点で亀田総合病院腫瘍内科での研修は大変勉強になりました。

昨今、免疫療法を含めた癌治療のパラダイムシフトが起こってきている中で、癌診療は複雑化していきますが、専門領域としてよりやりがいのあるものになってくると思います。一緒に学ばせて頂いた先生方のご活躍にも刺激を頂きながら、私も自分のアプローチで癌診療の発展に貢献してきたいと思っています。

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佐賀大学医学部付属病院 腫瘍内科医
原田 陽平