赤穂先生 12月ローテの振り返り

12月には赤穂良晃先生がKFCTを1ヶ月間ローテーションしてくれました。

赤穂先生は学生時代、ディズニーでのキャストや映画監督など様々なことにアクティブに取り組まれていました。亀田総合病院の地域ジェネラリストプログラムに所属しており、家庭医療について学びに来てくれました。

医師になってからなかなか日々の研修生活を振り返ることができていなかったとのことですが、当院で様々な医療に触れる中で、出来事と感情などについて共に振り返りを行なっていきました。

研修終了発表では、以前に病棟研修で担当した患者さんに感じたモヤモヤをKFCTでの外来研修や在宅診療研修を通して分析し、最後には家庭医をゴッホの絵画である「種をまく人」に例えて、医療や患者さんに対峙する際の自分自身の受け止め方や考えについて素晴らしい考察をしてくれました。

家庭医は省察的実践家(Reflective Practitioner)であることはとても重要なことですが、初期研修1年目にして自分自身の省察に向き合い、そして発表の形にできたことは赤穂先生の努力と能力によるものと感じました。
これからの継続外来でも家庭医としての能力を伸ばしていってもらいたいと思います。

(文責:専攻医 坂井)

post190_1.jpg
post190_2.jpg

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学