在宅情報スムーズプロジェクト

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チーム・ネットワーク

キーワード

垂直統合、水平統合、フロー情報、ストック情報、MCS、Microsoft Teams

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在宅部門に携わる後期3年目のレジデントの発表でした。
最近当院で在宅関連の会議の時間の変更や、もともと施設内にあった訪問看護が別の施設にうつったという大きい変革があり、訪問看護との連絡が減ってしまったため、情報共有のやり方を改めて考える「在宅情報スムーズプロジェクト」をPFとして発表してもらいました。
当院にMicrosoft officeが導入されており、まだ医局内では運用できていないMicrosoft Teamsを使用した医局・訪問看護間での情報共有についてメリットを説明してもらいました。
一部他の訪問看護とMCSをつかって情報共有をしている在宅患者さんもいます。

ディスカッションや指摘としては
訪問介護とのやりとりはできるのか?
Teamsのデメリットは他の法人・事業所との間ではでやりとりできないため患者さんごとのMCSや電話・FAXでやりとりを行うことになる
他の訪問診療をやっているクリニックでの意見からは訪問薬剤師と訪問看護師間の連携がさらに取れるとよい在宅連携になるのではないか
アンケートをとって現状と半年後の比較をしたほうがPFを書きやすいだろう
などがありました。

岡田先生からは
施設内で顔の見える関係でなくなったことや無駄話から生まれるコミュニケーションの大切さもあり効率をよくすることが絶対的な良いことかはまた別の問題かもしれない
当院の卒業生が訪問診療を行うと当初は事業所間の連携にこまると口を揃えるが、
理想形を知っているので顔の見える関係を作るのに手間と時間だけの問題と言っている。
今後くるレジデントが今までの綺麗に連携を取れている状態を知らなくなるのは一つ大きな出来事かもしれない。

人数とコミュニケーションが増えるとノイズが増えてしまい、フローだと情報にたどり着く労力がかかる

業務改善の効果の測定方法をどのようにするかが重要だろう

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学