教育を創る

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○本日のポートフォリオは、ローテーターである初期研修医のメンターとなってサポートした事例についてでした。発表者はレジデントにしてベストティーチャー賞を受賞するという強者で、その発表者が教育のエントリーでの発表するとなれば聴衆は皆前のめりです。

1か月間の研修期間中メンティーと振り返りを繰り返すことで、指導医としてカリキュラムの計画・評価、ひいては開発そのものの重要性を感じたようです。そこで研修全体を振り返ってDavid Kernの6段階アプローチを用いて、何ができたかを見直したといった内容でした。

ディスカッションは初期研修医を始めとした短期研修者に対して、限られた時間の中で伝えたい内容をどのように決めているかを共有したり、メンターの質をどう担保していくかなどが話し合われました。我々は短期研修者であろうとも全員にメンターをつけるようにしています。お互いにどのようにメンタリングを行っているかを話し合うことは、非常に良い刺激になります。

参考文献

David E. Kern, Donna M. Howard, etc(2003)『医学教育プログラム開発―6段階アプローチによる学習と評価の一体化』(小泉俊三・大西弘高訳) 篠原出版新社.

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学