内科の研修医(インターン、レジデント)の毎日のラウンドにアテンディングが一緒に行くと医療ミスが減るかどうか

今回のジャーナルクラブでフェローが発表してくれた論文は、内科の研修医(インターン、レジデント)の毎日のラウンドにアテンディングが一緒に行くと医療ミスが減るかどうかという興味深い論文です。
有意差はなかったもののアテンディングが一緒に回診した方がエラーが減る傾向でした(nが想定よりも多く必要だったかもしれません)。一方で、研修医が自主的に動けていると感じる満足度が低下したり、会話時間が減るなどの影響もありました。
米国人医師からは、この論文をより理解できるためにアメリカの研修体制についてエピソードを交えてお話ししてくれました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29868877

このサイトの監修者

亀田総合病院
臨床検査科部長、感染症内科部長、地域感染症疫学・予防センター長  細川 直登

【専門分野】
総合内科:内科全般、感染症全般、熱のでる病気、微生物が原因になっておこる病気
感染症内科:微生物が原因となっておこる病気 渡航医学
臨床検査科:臨床検査学、臨床検査室のマネジメント
研修医教育