第95回 日本消化器内視鏡学会総会、JGES Core Session 3において中路部長が発表

中路医師が2018/5/12土曜日、第95回 日本消化器内視鏡学会総会、JGES Core Session 3「Innovative Therapeutic Endoscopy」 ―ワークショップ―EUSを用いた治療においてCS3-7肝細胞癌に対するInterventional EUSの成績について発表した。亀田では、肝細胞癌に対する穿刺局所療法は肝機能を温存した非切除治療として確立されているが、経皮的アプローチが困難な症例も少数ながら存在する。そのような症例に対し、われわれは超音波内視鏡下エタノール注入療法(EUS-FNI)を施行している。経皮治療困難例に対する局所治療としてEUS-FNIは有効であり、侵襲性の観点から従来行われてきた開腹または鏡視下穿刺局所治療に取って代わる可能性のある治療法と考えられる。また、経皮治療と同様にCEEUSを併用することでよりエタノールの不要な注入を回避し確実な局所治療につながる可能性があると考えられた。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器内科顧問 平田 信人

【専門分野】
胆石、胆道ガン、膵炎、膵ガンなどの胆膵の病気、消化器内視鏡全般、胆膵内視鏡