第5回:リラックス手術

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インプラント治療は必ず手術を伴います(第3回コラム参照)。手術の侵襲(体に対する負担)は抜歯と同じ程度で、術後の腫れや痛みは軽度であることがほとんどです。しかし、麻酔の注射や手術を受けるということは緊張や気持ち的なストレスがかかることでしょう。当院では手術を受ける際に緊張が強く血圧や脈拍のコントロールが難しい方、患っているご病気のためにストレスをかけることが望ましくない方、あるいは単純に手術に対する恐怖心がある方に対して点滴で鎮静の薬を使い半分寝ぼけたようなウトウトした状態で手術を受ける工夫(静脈内鎮静法)をしています。個人差や薬の使える量にもよりますが、ときに手術自体を全く覚えていないこともあり、非常にリラックスした状態で手術を受けることができます(胃カメラ検査などでも使用されています)。

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リラックス手術を受けた後は薬の効果がなくなるまで休憩してからの帰宅の準備となりますので、術後約1時間で帰ることができます。ただし、当日はご自身の運転での帰宅は許可できません。送迎可能な付き添いの方を手配いただくか、公共機関で帰宅していただくか、1泊入院していただくか(入院費別途)の対応をすることになります。

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当院のデンタルインプラント手術ではそのオプションを無料で提供させていただいています。手術中の薬の管理は適切な麻酔の研修を受けた口腔外科の専門医と看護師によって行われるため、安心・安全なリラックス手術が提供可能です。

文責:歯科口腔外科 松田博之
◎インプラント治療をご希望の方は
松田博之医師をご指定ください。

このサイトの監修者

亀田総合病院
歯科口腔外科医長 松田 博之

【専門分野】
口腔外科、インプラント