あの南郷先生が亀田救急にやって来た

救命救急科主催にてEBMで著名な東京北医療センターの南郷栄秀医師の講演会を開催しました。

南郷先生は総合診療医として勤務される傍らEBM教育にも精通され、医師・多職種・学生などに日本中で教育講演されている先生です。ARDSなどの診療ガイドライン委員にも参加されております。

タイトルは「診療ガイドラインとGRADEEシステム」ということで、診療ガイドラインの変遷やGRADEシステムの仕組みなどを解説いただきました。GRADEシステムとはエビデンスの質と推奨の強さを系統的に段階分けしてアプローチする手法で、診療ガイドライン作成などに用いられています。日本のガイドラインはまだまだ質に問題があり、今後はGRADEシステムによるガイドライン作成を期待されています。
Workshopも非常に面白く、勉強になり、GRADEが作られる手順をカードゲームで学習するなど楽しみながら学ぶことができました。当科でもsystematic reviewを参照しながら、GRADEシステムを参考にした推奨などもしていければいいなと感じました。
初期研修医や様々な科のスタッフなど参加者も非常に多く、有意義な時間となりました。
その後は南郷先生に鴨川の寿司を堪能してもらい、楽しいひと時を過ごしました。

今後も当科主催にて院外講師によるレクチャーを開催していく予定ですので、奮ってご参加ください。

post45_1.jpg

post45_2.jpg

post45_3.jpg

post45_4.jpg


Tag:, ,

このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科