Resident Day 〜理想的な病状説明を考える〜

救急の場面では、致死的な状況や入院前と大きく異なる転帰を迎える場合などが多く、本人・家族との対話は欠かせません。特に重要な病状説明は相手にとっても私たち医療者にとっても侵襲的になることがあります。
今回は救急ローテ中の総合診療医の専攻医とチャプレンとのコラボレーション企画で重症症例の病状説明をどのように行うかについてレクチャー、シミュレーションを行いました。
亀田に常勤しているチャプレンの御指導のもと、症例設定した上で、チャプレンに本人・家族役を担っていただき、後期研修医が病状説明をした後に、評価・レクチャーをしていただきました。
「外傷を契機とした入院で食事摂取困難になり、栄養形態をどうするか」を病状説明する症例でした。
レジデントからも非常に好評で、定期的に難しい症例などを取り上げて相談させていただくことになりました。
次回は「グリーフケアにどう繋げるか」のレクチャーミニポイントを掲示しながら投稿する予定です。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科