Kameda Ultrasound Course 〜腎・大血管エコー〜

亀田ER/ICUは毎月エコーレクチャーを開催しています。

今回は亀田ER/ICUにて後期研修を卒業され京都大学に在籍している山本Dr.による凱旋レクチャーでした。
テーマは「腎・大血管エコー」
尿管結石を疑った際の描出、その対応、大血管の見方などをレクチャーいただきました。以下は大血管分野に関して簡単にTipsの一部をあげておきます。

☆レクチャーTips☆
〜 大血管編 〜
・AAAの感度99%、特異度98%と言われる
・心窩部の見える部位から総腸骨動脈まで当てられるようにする
・腸管を避けるため正中よりずらして見てもよい
・それでも無理ならやさし〜く圧迫する
・血尿・水腎があっても大血管はあてること
・pitfallは短軸のみで見る、後腹膜に注意

* Kameda Ultrasound Courseとは *
亀田には、全国的に救急・集中治療エコーで講師をしている先生方が残してくれた遺産により、エコーを学ぶ文化ができています。
今年も救急・集中治療科が中心となり、月に1回のエコーコースを開催しています。
亀田初期研修医はエコーを駆使できる、亀田ER後期研修医も確実にエコーを当て、教えることができるレベルを必須としています。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明

【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科