ER x 神経内科レクチャー 〜脳梗塞の急性期対応とマネジメント〜
今年度からERでは神経内科とタッグを組み、年間を通してレクチャーを企画しています。
レクチャーを通して救急で遭遇する神経内科疾患を適切にマネジメントできるようになることを目的としています。
第1回目は脳梗塞の急性期対応とマネジメントでした。
卒後研修センター&神経内科のスーパーエースでもある原瀬先生がレクチャーをしてくださいました。ローテすると熱い指導が受けられるとしてとても定評のある先生です。
以下tipsの一部ではありますが、とても学びの多いレクチャーでした。
- t-PA対応のポイント
1.NIHSSをしっかり取る
2.t-PAの禁忌を把握
3.t-PAを打ちたくなる画像(DWI-FLAIR/DWI-Sx. mismatch)を探す
4.t-PAと一般的な治療のリスクベネフィットを把握する事が重要 - 急性期脳梗塞は心原性かどうか、そうでなければBADではないかを考慮せよ
- 3つの抗血小板薬の使い分けはできますか?
- TIAを発症した患者の5%は48時間以内に脳梗塞を発症すると言われている、入院と抗血小板薬の内服開始を
次回以降は神経診察から疾患を鑑別するハンズオン形式で行います。その後は実際の患者さんを診察させていただきながら脳梗塞の部位を想定する行う予定です。
亀田ERで神経救急に強くなろう!!
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このサイトの監修者
亀田総合病院
救命救急センター センター長/救命救急科 部長 不動寺 純明
【専門分野】
救急医療、一般外科、外傷外科