会長挨拶

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 この度、第14回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会を、2020年(令和2年)2月28日(金)・29日(土)の2日間、亀田総合病院(千葉県鴨川市)において開催させて戴くこととなり、大変光栄に存じます。

 本学会は、2005年に欧米のProlift型TVM(経腟メッシュ手術)をモデルに我が国で進化したセルフカットメッシュを用いた経腟メッシュ手術(TVM)の安全な普及を目的として設立された「TVM研究会」が基盤ですが、その後の腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)などの骨盤臓器脱手術手技の多様性にともなって、発展改称されたものです。

世界に先駆けて超高齢化時代に突入していく我が国において、女性のQOLに大きく関与する骨盤臓器脱疾患に対する骨盤底再建手術手技の発展は大変重要な専門診療分野と考えます。しかし、この15年あまりの間、国内外での骨盤臓器脱手術を取りまく状況や情勢は大きな変化を起こし、今だ変遷が続いております。その様な今こそ、従来の診療科の概念を越えて、骨盤底再建に関与する産婦人科、泌尿器科、ウロギネ科、直腸肛門外科などの診療科の協業体制の強化は今後のキーポイントと考え、今回のメインテーマを「UNITY IN DIVERSITY」といたしました。

診療科協業のライブサージャリー、ビデオセクション、特別講演として「手術と医療安全」、教育講演として「①直腸脱と排便障害」・「②ウロギネストが知っておくべきお産の知識」を取り上げ、また特別企画を「①ダイバーシティ時代のPOP診療」・「②エキスパートからの若者への提言」と題してご参加の皆さまの熱い討論を期待しております。

恒例の第12回経腟メッシュ手術講習会に加え、本会としてLSC講習会、亀田リハビリセミナー企画を準備いたしました。今回の学術集会が骨盤底疾患に係わる医療者のより緊密な理解と連携の向上に繫がることを祈願しております。

千葉県鴨川市という房総半島の地方市での開催ではございますが、早春の煌く海を一望でき、勉学に集中できる環境とも思います。多くの会員の皆さまのご参加を亀田総合病院スタッフ一同、お待ちしております。


2020年1月15日
第14回日本骨盤臓器脱手術学会学術集会
会長 清水 幸子
(亀田総合病院 産婦人科・ウロギネ科)