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PETの弱点は?
18F-FDG(検査に使用する薬剤)によるPET-CT検査は、多くのがんに有用で、早期のがんを見つけられる場合が多いのですが、1cm以下の腫瘍はPETカメラの限界で検出できないことがあります。また、18F-FDGは炎症(肺炎)など、がん以外の病気にも集積しますので、がんかどうか区別が難しい場合があります。18F-FDGは一部の胃、尿管、膀胱、前立腺、肝細胞、胆道、白血病などではあまり取り込みません。正常でも18F-FDGは尿に排泄されるため、腎臓や膀胱のがんの判断が難しい場合があり万能な検査とは言えません。
ただ、これらのがんは「原発病巣の診断に向かない」ということで、遠隔転移や再発診断には、PET検査が有効な場合もありますので、担当の医師ご相談下さい。

また、糖代謝が亢進している部位に18F-FDGが集積する傾向を利用した検査のため、もともと血糖値が高い方は正しい検査結果を得ることができません。

PET-CTによる検査結果の症例
症例1
70歳代女性の方で胃がんの肝転移を化学療法で治療し、完全寛解かどうかを判定するために行われたPET-CTです。この原疾患と転移巣にはRI集積がなく、完全寛解したと考えられます。しかし、右乳房に2ヶ所異常集積があり、乳がんが見つかりました。
症例2
60歳代男性で、以前咽頭がんがあったうえ肺にもいくつかの病巣があり、気管支鏡による擦過診でも異常細胞は指摘できませんでした。しかし今回のPET-CTで左肺野の腫瘤が原発で縦隔や同側の鎖骨近傍のリンパ節にも転移しているのが分りました。
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