| タバコの煙には、約4,000種類の化学物質が含まれ、そのうちの200種類以上が有害化学物質です。 |
■タバコの煙の三大有害成分
1.ニコチン
ニコチンは依存性の高い薬物で、喫煙すると約8秒で脳を刺激し、血中濃度は1〜3分で高くなります。また、血管を収縮させる作用があるため、脳や皮膚の血流を障害し、頭痛・肩こり等を引き起こします。血圧・心拍数も上昇するため、血管の負担が強く、心筋梗塞・狭心症・脳卒中を起こす危険が高くなります。
以下写真は、ウサギにタバコの煙を鼻から2秒間吸わせた時の耳の細い血管の変化の様子です。
|
2.発がん物質(タール)
環境タバコ煙は、米国環境保護局(EPA)によってグループA発がん物質(人にがんを起こすことが十分に証明されたもの)と分類されています。
タバコの煙に含まれているタールの量は、1日に20本吸うと1年で110g〜150gで、コップに軽く1杯分に相当します。タールは油のようにベタベタしているので、喉や肺によくくっつき、がんを誘発します。 |
3.一酸化炭素(CO)
酸素が欠乏した状態にします。 タバコの煙のCOは環境衛生基準許容量の2,000倍です。 喫煙していると息切れがしやすいのもそのせいです。
◆メンソールタバコに注意!◆
テイストが良いという理由で喫煙初心者に多いメンソールタバコですが、麻酔作用があるため、タバコが苦手な人でも吸いやすくなるようです。女性や未成年者が手を出し易いように、パッケージは可愛いらしく爽やかに作られています。 |
|
■禁煙の効果
タバコには様々な有害物質が含まれていますが、禁煙するとどのような変化が起きてくるのでしょうか?
禁煙による体の変化(インターネット「禁煙マラソン」より)
- 1分禁煙すると:タバコのダメージから回復しようとする機能が働き始める。
- 20分で:血圧は正常近くまで下降。脈拍も正常付近に復帰する。手の体温が正常にまで上昇する。
- 8時間で:血中の一酸化炭素レベルが正常域に戻り、運動能力が改善する。
- 24時間で:心臓発作の確率が下がる。
- 48時間で:臭いと味の感覚が復活し始める。
- 48〜72時間で:ニコチンが体から完全に抜ける。
- 72時間で:気管支の収縮が取れ、呼吸が楽になる。肺活量が増加し始める。
- 2週〜3週で:体循環が改善する。歩行が楽になる。肺活量は30%回復する。
- 1〜9ヶ月で:咳、静脈うっ血、全身のだるさ、呼吸速迫が改善する。
- 5年で:肺がんになる確率が半分に減る。
- 10年で:前がん状態の細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、腎がん、膵臓がんになる確率が減少する。
「タバコの無い生活を満喫すること」が禁煙のコツのようです。喫煙者の皆さん、ぜひ禁煙の効果を実感してみて下さい! |
| 健康管理支援室 山口文江 |
禁煙外来のご案内
URL: http://www.kameda.com/info/detail.php?i=18 |