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禁煙

喫煙と子供への影響 2007/02/15

子供は、身体が小さく機能も未熟なため、タバコの煙の影響を受けやすく、様々な病気や障害を起こします。
■健康への影響
1.気管支炎・喘息(ぜんそく)
妊婦の喫煙は、胎児の呼吸器の成熟を遅らせます。また、出生後も受動喫煙で免疫力が低下するため、子供は頻回に気管支炎や喘息を起こし重症化します。
2.先天異常・小児がん
妊婦の喫煙は、胎児の遺伝子や器官形成細胞にダメージを与え、さまざまな先天異常を誘発します。また、タバコの発がん性物質により、遺伝子の異常を引き起こし、小児がんの危険を増大させます。
3.歯肉の黒ずみ・歯周病
親が喫煙者だと、80%近くの子供の歯肉に黒ずみがみられます。これはニコチンの作用で、末梢神経が収縮し、歯茎の血流が悪くなっているためで、タバコの影響を強く受けている証拠です。口内の皮膚は、タールやメラニン色素を吸収しやすく、家族が禁煙しても、直ぐにはきれいなピンク色に戻りにくいと言われています。
■知能・精神発達への影響
1.成長の阻害・知的能力の低下
タバコ煙には鉛が含まれており、身長の伸びが悪くなるほか、脳の働きを悪くして知能の低下を招きます。
 ⇒子供が11歳になった時の知的能力テストで、喫煙妊婦の子供は、非喫煙妊婦の子供に比べ3〜5ヶ月分成績が劣っています。身長も0.5〜1cm低下しています。
 「妊婦の喫煙と出生時の11歳児の知的能力、身長」のグラフ

2.犯罪者になる確率が高い!?
喫煙妊婦から生まれた子供は、キレやすく、将来犯罪者になる確率が高いというデータがあります。胎児期の脳がニコチンをはじめ様々な化学物質によって、何らかの障害を受けるためと考えられています。
 ⇒妊婦の喫煙や幼少時からの受動喫煙によって、子供の注意欠陥多動障害(ADHD)の「他者への攻撃的性格」が現れやすくなります。影響は特に妊娠初期の喫煙で顕著です。
 「母の喫煙とADHD」のグラフ
■外で喫煙しても子供への影響は大きい!
屋外で扉を閉めて喫煙する両親の子供の尿は、非喫煙者の子供たちに比べ、2倍のコチニン(ニコチンが体内で代謝されて生じる物質)が出ていました。これは、喫煙する両親の吐く息からの受動喫煙(※)が大きな原因だと考えられています。
(※)喫煙者の息からは、タバコを吸った後も長時間タバコに由来する化学物質が出ています。喫煙後の人の息を調べると、高濃度の一酸化炭素(CO)が8時間も確認できます。煙は見えなくても、喫煙者の息からは有害物質が出ているのです。
子供は大人に比べ呼吸回数が多く、親との密接な身体接触が多いため、親のタバコの害をまともに受けます。子供たちの健やかな成長を願うならば、タバコのない環境を整えていくことが必要です。
健康管理支援室 山口文江
禁煙外来のご案内
URL: http://www.kameda.com/info/detail.php?i=18
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